少年犯罪の凶悪化傾向の、統計上のマジックについては、少年はなぜ人を殺せたか 奴らが″怪物″になった理由』で、「少年犯罪の『増加・凶悪化ムード』に死角あり」と題して執筆した。そのなかで、①少年犯罪は、成人の犯罪とは違い、検挙件数しか問題にできない。つまり認知件数との比較ができない(成人の犯罪の場合は、認知件数と検挙件数の両方が発表される)。② 「殺人」が増えた背景には、「殺意」が認定されない「傷害致死」との関連で、明確に「殺意」がなくても、「未必の故意」を認める傾向が強くなってきた。そのため、「殺人」が統計上増加する。③ 「無料の出会い系サイト」、「恐喝」、「窃盗」の刑法上の区分け〓)も、逮捕段階では、警察サイドの意向が反映され、より凶悪性の高い「強盗」の分類にされやすくなってきた翁恐喝」なら粗暴犯。「窃盗」なら財産犯になる)。④その結果、「殺人」や「強盗」増えれば、殺人、強盗、放火、強姦という「凶悪犯」が統計上増加する(ただし、統計上は、「殺人」は減少傾向、「強盗」は増加傾向ということは押さえる必要はある)。――と指摘した。
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